巻き爪・陥入爪
巻き爪とは?
爪の端が内側に巻いて皮膚に食い込む状態です。歩行時の痛み、入浴時の痛みなどが現れますが、痛みがない場合もあります。
陥入爪とは?
巻き爪で炎症を起こしている状態です。炎症が悪化して感染が起こると、赤みと腫れが強くなり、じゅくじゅくした肉芽ができることがあります。また、激しい痛みで歩行困難になるケースもあります。
こんな症状はありませんか?
- 爪の端が皮膚に食い込んで、歩くたびに痛い
- 爪の周りが赤く腫れている
- 痛みで歩き方がおかしくなってきた
原因
- 爪の切り方
- 深爪、特に左右の端を深く切ると巻き爪になりやすいです。
- 爪切りは、中央と左右を一直線に切るスクエアカットで、短く切りすぎないようにしましょう。
- 靴のサイズ
- 小さい靴は爪を圧迫し、大きい靴は中で足が動いて爪に不規則な圧迫を与え、どちらも巻き爪の原因となります。
- ハイヒールは足が前方にずれやすく、爪への圧迫が強くなるため、滑り止めを使用しましょう。
- 靴選びはシューフィッターに相談し、足に合った靴を選びましょう。
- その他
- 肥満、妊娠、スポーツ、登山、入院など、足指への負担が増える状況も巻き爪のリスクを高めます。
治療法
軽症の陥入爪はテーピングやコットンパッキング等の保存的治療を行うことがあります。
腫れや炎症が強い場合には爪甲除去や肉芽の切除、手術などの外科的治療が必要です。
感染を起こしている場合は、抗菌薬による治療を行います。
巻き爪の治療に、マチワイヤーによる矯正法があります。
マチワイヤーは硬い形状記憶性のワイヤーで、これを爪に装着し、ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して曲がった爪を矯正します。
マチワイヤー法については自費の診療となります。
【施術料金】
材料費 + 施術料(1趾) 6000円 【税抜き】
巻き爪や陥入爪は、適切な治療とケアで改善できます。
改善せず放置した場合は、痛みが増悪したり、感染の原因となることがあります。まずはご相談ください。