帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、体の片側にピリピリとした痛みと赤い発疹が現れる病気です。
原因は、子どもの頃に感染した水ぼうそうのウイルスが、体内に潜伏し、加齢やストレスなどで免疫力が低下した際に再び活性化することです。
発症部位は胸や背中が多いですが、顔や頭、腹、腕、腰、脚にできることもあります。顔や目・耳の周りに発症した場合は、角膜炎によって視力低下が生じたり、難聴や顔面神経麻痺を引き起こすことがあります。
また、帯状疱疹は、皮膚の症状が治まった後も神経痛が続く「帯状疱疹後神経痛」が残ってしまう可能性があります。
帯状疱疹ワクチンの効果
ワクチンで、帯状疱疹の発症リスクを減らし、症状を軽くすることができます。
ワクチン接種により、ウイルスに対する免疫力を高めて、帯状疱疹の発症を予防することができます。また帯状疱疹を発症したとしても軽症ですむと言われています。
不活化ワクチン シングリックスについて
不活化ワクチンのため、免疫の低下した方も接種可能です。
接種回数:2ヶ月間隔で 2回接種
接種方法:筋肉内注射
帯状疱疹発症予防効果:50歳以上 97.2%、70歳以上: 89.8%
帯状疱疹疼痛予防効果:50歳以上 100%、70歳以上 85.5%
免疫持続期間:10年程度
参考:
Lal H. et al.: N Engl J Med.372(22),2087-2096,2015
Cunningham AL. et a.:N Engl J Med.375(11),1019-1032,2016
生ワクチン 水痘ワクチン(ビケン)について
帯状疱疹の予防には、シングリックスのほかに生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)も選択できます。
接種回数:1回
接種方法:皮下注射
帯状疱疹発症予防効果:約50%(60歳以上)
帯状疱疹後神経痛の予防効果:約66%
免疫持続期間:5年程度
※生ワクチンのため、免疫機能が著しく低下している方は接種できません。その場合は不活化ワクチン(シングリックス)をご検討ください。
参考:Oxman MN, et al.: N Engl J Med. 352(22), 2271-2284, 2005
帯状疱疹ワクチンの定期接種化
広島市では、令和7年4月1日から帯状疱疹ワクチンが定期接種となりました。
対象年齢の方に帯状疱疹ワクチンの費用助成を行っています。この機会に接種をぜひご検討ください。
令和7年度の定期接種対象者
費用
| ワクチン | 回数 | 自費 | 定期接種(公費助成) |
|---|---|---|---|
| シングリックス(不活化) | 2回(2ヶ月間隔) | 22,000円×2回 | 18,100円×2回 |
| 水痘ワクチン ビケン(生) | 1回 | 7,700円 | 4,900円 |
※料金は変更となる場合があります。定期接種の対象条件は上記「令和7年度の定期接種対象者」をご覧ください。
シングリックスと生ワクチン、どちらを選べばよいですか?
予防効果の高さと持続期間(約10年)を重視される方にはシングリックスを、費用を抑えて1回の接種で済ませたい方には生ワクチン(ビケン)という選択肢があります。体質やご病気によって適するワクチンが異なりますので、医師にお気軽にご相談ください。
予約方法
お電話にてご予約をお取りします。
☎︎082-874-0020 (受付時間内にお電話をお願いいたします。)
シングリックスは、帯状疱疹の予防を目的としたワクチンで、高い発症予防効果と疼痛予防効果、そして長期にわたる免疫持続期間が期待できます。
お気軽にご相談下さい。
