褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)とは?
褥瘡(床ずれ)とは、長時間同じ姿勢を続けることで、特定の部位に圧力がかかり、血行が悪くなることで皮膚やその下の組織が傷ついてしまう状態です。寝たきりや車いすを使用する方に多く見られます。
症状
- 初期:皮膚が赤くなる、または紫色に変色する、軽い痛みを感じる
- 進行:皮膚が剥ける、水ぶくれができる、潰瘍(穴)ができる、出血する、悪臭を伴うことがある
なりやすい部位
- 骨が突出している部分
- 後頭部、肩甲骨、肘、仙骨(お尻の尾骨の上あたり)、かかと、くるぶしなど
原因
- 長時間同じ姿勢での圧迫
- 摩擦やずれによる刺激
- 栄養不良
- 皮膚の湿潤(多汗や失禁)
予防
- 定期的な体位変換
- 適切なクッションやマットレスの使用
- 皮膚の清潔と保湿
- 適切な栄養摂取
治療
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- 傷の状態に応じた処置(洗浄、消毒、軟膏塗布、デブリードマンなど)
- 感染がある場合は、抗菌薬治療
- 栄養状態の改善
- 予防・適切な皮膚ケアの提案
- 大きな処置・手術が必要になる場合は、必要に応じて、専門医療機関へのご紹介いたします
褥瘡は、早期発見・早期治療が大切です。少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。